2015年 新年のご挨拶


皆様、新年 明けましておめでとうございます。

気候変動の余波が、年末に押し寄せてまいり、北日本、とりわけ日本海側の地域では何十年に一度の降雪に悩まされました。
超長期の気候変動や人口減少に対して、目先の課題解決に集中してしまう自分や、国家レベルの対応に何やら、苦いものを感じるこの頃です。

建築の設計は、住宅や建築物と言うリアルな形、性能で答えを絶えず出し続ける職能です。 しかも、提案し採用され実現すると、竣工直後の評価は基より、30年、40年と利用される訳ですから、その時々の評価を考えると何やら恐ろしくなります。 少し、成長のカーブが緩くなって来たとはいえ、少なくとも2010年ころまでは上り調子でしたね。
建築設計のみならず、広い意味で坂の上の雲を追い求めていた時代でしたが、2000年位から、緩いエスカレーターを上っている感じです。
そして、その勾配は少しずつ確実にきつく成ってきます。
この様な、国家がダウンスロープの状況の時の、設計者はどう立ち向かえば良いのでしょうか? 大変、重い課題を背負いつつ、設計と言う個別の課題解決と共に、社会的な発言・提案も求められると思います。
これまでとは違った、長期的な課題の解決を織り交ぜた、家つくり、建物つくり、街つくり、に注力出来ればと、願わずには居られません。

どうか、今年も、皆様の絶えざる前進の年となります様、お祈りいたします。


2015年 元旦
生活産業研究所株式会社
代表取締役 石川 健